江草の日常ブログ

よろず思いつくまま書き綴っています。
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情報の真偽を考える
さいきん良くWikiを読んでいて
有名人のプロフィールや人物像に
けっこう間違いが多い事に気付きます。

かつて新聞・雑誌にのっていた、その有名人に関する噂や誤報が、
そのままネット上のWikiなどに掲載されているようなのです。

どんなに根拠がない噂も、
ひとたびマスコミという網の上にのってしまえば
「貴重な情報」として拡散してしまいます。

ネットが存分に普及している現在では、
拡散のスピードや深さにも著しいものがあります。
誤報は誤報のまま流用され、
いつのまにか確定事項へと昇格していきます。

有名人について何かを調べたい時は、
ネットを通じて簡単に情報が得られるかのようにみえますが、
事実は全く、そうではなさそうです。

以前、Wikiにプロフィールが長々と載っている人物に、
この情報はどこまで正しいのかと質問したところ、
「ほとんど合っている」と答えていました。

このことからも、
確かに本人が元気に存命している内は、
おおむね真実に近い情報が掲載されている可能性が高いと言えます。

しかし
過ぎ去った事件などについて書かれている情報については、
大いに疑いの余地があります。
実際に間違いがチラホラ見られます。

ただ、
「いまさらこの情報をひっくりかえしたら、世間がかえって混乱するだけだ。」と思ったり、
「残された関係者がまた苦労することになる。」
そう思うにつけ、情報を修正する気力は失せます。
また、いくら真実を言ったところで、
誤報の方が多く流通してしまっている中では
「ただの狂言」と思われて相手にもされないでしょう。
真実を言い出した人の信用が、
ただ失墜するだけに終わります。

ここ数年。
エイプリルフールが来るたびに、
度を越した嘘の情報がネット上に流通するようになりました。

1〜2年ほどすると、
その嘘のネタを見つけた人間が
真実の情報であると勘違いし、
ネット上でどんどん転載するという現象が出てきています。

恐ろしいことです。
| 江草千春プロフィール | 政治やら経済やら | 03:39 | - | trackbacks(0) | pookmark |
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