2013.01.04 Friday
謹賀新年
何かと厳しい時勢でありますから、
少しばかり偉そうな事を書かせて頂きます。
舞台に小人しかいない暗雲の時には、
自ら地にもぐり、身を隠して艱貞に徹するが賢明であると、
主に東洋の古典が教示するところですが、
この道理は、現代日本の経済活動においても良く通じるものだなと、感じる最近です。
一見すれば、智慧や勇気や才能のある者がとるべき行動のようには思えませんが、
そうした感覚や焦燥感に惑わされて、
打って出るべき時機を見誤ってはいけませんよ、と
先人達は戒めているのでしょう。
また枚挙にいとまがない話ですが、
爪がない敵ほど、毎日せっせと爪を磨いて見せびらかしに来るものです。
文字通り、“身を削り、爪を削って”無理をして虚栄を張っているにすぎません。
これに踊らされて元来の自分のペースを奪われては、
けっきょく何事も成せないという事でしょう。
2013年、
皆様のますますの御活躍、御多幸をお祈りいたします。